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【25.10.05】地方独立行政法人名張市立病院の中期計画について
市民の声を基に提案を続けます
市立病院の大きな課題、喫緊の課題は、市民からの信頼、働く看護師の病院への信頼、これが低下していることです。
救急についても守るとしているが、実際に進んでいるのは病棟閉鎖です。「市立病院で受け入れてもらえなかった。」「開業医から紹介してもらおうとしたが、市立病院が受けてくれなかった。」という現状です。これを改善するには、人員確保が不可欠であり、市民の命と健康を支える体制を確保することが最優先です。
働きやすい就労環境の整備として柔軟な働き方を進める計画ですが、細切れの勤労体系ではなく、やりがいを持って安心して働きつづけられることが求められています。その根本は信頼できる人間関係ではないでしょうか。ここが崩れているから看護師が離れていっているのではないですか。一人の責任にさせない、言いたいことが言いあえる、手伝って欲しい、教えて欲しい、助けて欲しいこれが言えてそして応えられる職場環境が大事ではないでしょうか。医療現場は危機的状況という認識を持って、個人の人事評価ではなく、みんなで助けあえる職場にしてください。
そして市民からは、高齢化の中で総合病院の機能強化が求められています。紹介状なしの受診や訪問診療、産科の開設、そして健康講座など、市民に親しまれ信頼できる市立病院として患者を増やすために、市民にとって身近な市立病院であって欲しいこの声に応えてください。
30日総務省は全国の公立病院の2024年決算のまとめを公表しています。844病院全体の経営収支は3952億円の赤字。703病院、全体の83.3%を占めています。
赤字幅は過去最大ということです。そのような情勢の中で独立行政法人化です。
すでに当初から独立行政保人の資金不足が明らかになっていますが、京都市民病院のような債務超過には決してならないことを求めます。
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