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【23.04.12】中学校卒業まで子ども医療費の窓口負担なしに

2023年9月から実施を市長が表明

0歳から中学校卒業まで、子どもの健康向上、児童福祉法の増進、そして子育て支援の一環として、経済的負担軽減を目的に子ども医療費無料化が取り組まれていますが、全国で対象年齢や窓口負担など差が生じています。三重県知事は自治体の財政力によって子どもの医療費負担に差がでることは不公平感が生まれるとして、国に対して、全国一律に医療費を無償にするように要望し、これまであった県の補助金への市町負担をなくすことを表明しました。県内で高校卒業まで無料や、窓口での負担をなくする自治体が増えています。
 名張市でも中学校卒業まで医療費無料化を実施していますが、窓口無料は就学前までで、小学校になったら病院で一旦医療費を払うのは負担になります。償還払いは一旦徴収しあとから返金で、事務の手間と費用も掛かります。

窓口負担をなくすことで増えるだろう医療給付を見込むと「1200万円から1300万円必要で検討が必要」と市長から答弁がありましたが、国保会計において県の補助金への負担がなくなることで、前年から試算すると750万円市の負担が減る見込みとのことでした。償還払いをやめると事務手数料が300万円減ることもわかりました。

窓口無料化年齢拡大をすることで、国のペナルティーがありますが、異次元の子育て対策と掲げながら、子どもの医療にかかわる自治体の努力にペナルティーをかける事態が全くおかしなことです。撤廃を求めていこうではありませんか。

今年の5月8日からコロナ感染症が5類へと移行します。これまで無料だった治療が自己負担になります。入院費用も発生します。

子どもたちはマスクをつけない学校生活が新年度から始まります。必要な医療をお金の心配なく受けられるように、子どもたちが安心して日常生活を送れるように、子ども医療費の窓口無料化を早くに決定することを切に願います。


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