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【22.06.13】高齢者を狙う、点検商法にご注意を!

すぐに契約せず、誰かに相談してください

みなさんこんにちは、相談者の許可を得て、点検商法の被害についてご報告させていただきます。高齢者を狙う点検商法は、言葉巧みに改修しないと大変なことになると言い、見積もりも出さずその場で契約を急がせる手口です。ご本人も「あれだけいつも気を付けていても、家のことや床下などみてもらったこともなかったので、そんなものかと思わされてしまった。」と話されています。この報告がみなさんへの注意喚起となればと思います。

1月30日、若い男性が2,3人で「外回りの排水管の点検をします」と訪問して来て、1万円で排水管洗浄をしてもらいました。洗浄中に水まわり、風呂、洗面、台所、トイレの確認もして、床下改修工事が必要と言われ、その場で120万円の契約書に署名、押印しました。これまで、床下の点検などしてもらったことが無く、費用に関しても知識がありませんでした。孫の年代のような若い男性が大きな体で床下に潜って、大変な仕事だなあと思いました。

1月31日、材料費として総額の30%の36万円を求められ、現金で支払いました。その後、数回作業に来ました。2月22日、残額84万円を現金で支払いました。

4月27日「これまでの作業は、床下の半面だけなので、残りの分をする」と追加で80万円の契約をさせられ翌28日、材料費として契約額の30%、24万円を支払いました。

5月10日、シロアリ消毒も必要と言われ50万円の契約をさせられました。

5月19日、前の工事の残額56万円を支払い、シロアリ消毒の材料費15万円も払いました。

これらの工事の間にベランダからの雨漏りがあったのでそこも改修してもらいました。工事が終わってからの5月14日に防水工事費用130万円の契約書に署名、押印をさせられました。総額380万円の契約となっていました。
これはどうもおかしいと思い、シロアリ消毒の残額と130万円の防水工事費用は払わず、知人の建設事業者に相談をしました。すると異常に高額な工事費用の契約であることが分かり、弁護士に相談しました。

「もっと早くに分かる人に相談したら良かった」相談者の方も言っておられます。
セールスにあった時は、その場での契約はせず、誰かに相談することが大事ですね。そして、契約をしてクーリングオフの期間が過ぎていても、またお金を払っていても、業者の営業や契約に問題がある場合は契約を解除するなどして返金を求めたり支払いを拒否できる場合があります。点検商法や詐欺商法だと思ったら、消費生活センターや弁護士に早くに相談してください。



 

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