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【21.04.05】介護保険料値上げ、負担はもう限界!

名張市は2020年までは6300円が、2021年からは6500円で、全国平均よりも高い。

介護保険の保険料は市町村ごとに、介護保険事業計画に基づき、3年ごとに見直され、今改定では名張市の保険料は値上げです。
介護保険がスタートした2000年の保険料の基準額(第5段階)全国平均は、2910円でしたが、2020年までは5869円と倍加しています。そして2021年からの保険料全国平均は6000円となる見通しです。

2020年はコロナ禍で、介護サービスの利用が全国的に減り給付が増えていないので、他の自治体では基金を利用して、保険料の値上げしない努力がされています。
名張市は、7億円の基金の内訳3億円を取り崩して値上を抑えたが、2021年に特別養護老人ホーム等が開設され、給付が増えることを見込んで、3年後の保険料の大幅な値上げを防ぐために基金の4億円はとっておくと担当課から聞きました。
 
高齢化が進み、特養のニーズは高まり、待機者は増えるばかりで、施設ができることはよくても、入所に係る費用負担が高く、国民年金だけでは利用できない事態があります。
<例えば>国の第8期事業計画では、施設の食費負担が、現在は世帯の全員が住民税非課税で年金収入が80万円以上の利用者には捕捉給付が適用され、多床室で食費負担が2万円だったが、2021年から22000円引上げられて、42000円になります。年金が月に10万円から12万円の入所者は居住費等で月に6万円、洗濯等で平均2万円払っているので、食費の捕捉給付引上げで、支出超過になります。多床室でこの負担で、新しくできる特養はユニット型なので、施設ができても入所できない。

 所得が80万円で介護保険料が年78,000円の負担で、負担はもう限界です。また介護サービスを利用にもお金がかかり、高い保険料を払い続けても、必要な介護が受けられない事態です。

日本共産党は、高齢者が安心して人としての尊厳を持って暮らしていけるように、制度の根本的改正を求めていきます。


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