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【20.04.01】コロナウイルス感染症で収入がない時に大幅値上げは死活問題

国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について

反対の立場で討論します。
被保険者が、無職や年金生活の高齢者などの低所得者層、所得250万円までが83.3%である国民健康保険の税率引き上げが提案されました。国保基金が枯渇したことが理由です。

名張市国保会計は一般会計からの繰り入れは、法定内繰り入れのみでずっと黒字決算です。これまで2009年にも、名張市国民健康保険税の引き上げが行われました。当時、県内8番目ほどの保険税額で、3億円の黒字決算です。その時の国保基金は8億6750万3千円です。
それからも毎年黒字で基金を積み上げて、2013年度は10億5千万円まで貯まっています。
基金の取り崩しは、値上げ翌年の2014年2億円から始まり、2015年に2億7千万円、2017年に1億円、2018年に1億8千万円、2019年に2億1400万円を取り崩し予定で、残高は9千万円に減っています。

同時に、国保会計から一般会計へ繰り出しをしています。2010年は1億1698万3千円、2011年が6千1万460円、2012年が3億642万7,112円、2013年が1億3,377万円、2018年が2億3687万5千円。
2009年に国保税の値上げをしてから、一般会計への繰り出しを始め、それでも2013年には基金が10億円貯まっていますが、基金を取り崩しを続け、ついに基金が枯渇した。そして、国保財政が回らないので保険税を上げ、被保険者から3億円増しで徴収するものです。

そもそも、国保会計から一般会計への繰り出しの目的は、健康づくりをして医療給付を抑えることが目的。それは国保税の引き上げを抑えることでもあったはずです。ところが今回の税率引き上げは、被保険者、特に低所得者層にとって、あまりにも負担が重いものです。
加入世帯、本年2月末で10,551世帯 16,609人
滞納世帯は1293世帯、12%、 滞納額2億6505万4632円。税は預金等があったら差押えるので、本当に払えない、納められない状態ではないですか。この中には、子どもの居る世帯は69世帯もあります。モデルケースでは300万円所得、夫婦と子ども2人の4人家族の保険税は56万8,600円、県下4番目に高いものとなります。
更に低い所得では2割、5割、7割軽減があっても、生活保護世帯よりも低い可処分所得になってしまいます。

コロナウイルスにより、仕事が滞り収入が無い自営業者、フリーランス、非正規労働者、この条例が可決されれば、前年の所得での課税となり、生活ができない、税が納められない、医療が受けられない、死活問題になるのではないでしょうか。
今、この時期に税率を上げるべきではありません。

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