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【18.07.18】議員団アンケートに寄せられた声

市に申し入れました

 日本共産党名張市議団は、6月上旬より市政に関して市民の皆さんに「市民アンケート」を実施してまいりました。市民の皆さんの暮らしが一層苦しくなってきていることが改めてはっきりしてきました。そして、市民の皆さんの要求が何処にあるかが明らかになってきましたので、暮らしを良くするために、行政として早急に取り組んでいただきたく下記の項目について要望します。

<教育・子育て>
1、中学校給食の実施
  安全で美味しい、地産地消の中学校給食で、食育教育の充実を進めてください。
2、学校給食の無償化
  全国の自治体で、子育て支援として「学校給食の無償化」の取り組みが始まっています。また、学校給食は義務教育の一環でもあり、無償化にむけて検討してください。
3、子ども医療費無料化の年齢引き上げ
  子どもの貧困が深刻な中、保護者の経済力で子どもの医療を受ける権利に差があってはなりません。高校卒業(18歳)まで医療費の無料化が求められています。窓口での負担については、今年の4月から就学前まで解消されました。義務教育の間の、中学校卒業まで窓口負担の解消を進めてください。
4、通学路の整備
  先般の大阪北部地震では、学校のブロック塀の崩壊で、尊い命が亡くなりました。学校施設の点検・整備とともに、通学路の安全の再点検を行い、歩道の整備やガードレールの設置など、子どもたちが毎日通う通学路の安全確保を行ってください。
5、学校統廃合の中止
  子どもが減るからと統廃合すれば、子どもたちの通学は遠くなり、地域も衰退します。子どもたちが地域で安心して成長できるように、統廃合ではなく、学校を存続する取り組みが必要です。

<医療・介護>
1、安く入れる介護施設
  一人暮らしの高齢者、また、家族や子どもと同居していても、迷惑をかけたくないとの思いから、ゆくゆくは介護施設への入所を希望しても、費用が高額で利用ができません。国民年金額で利用できる介護施設の要望が多くあります。
2、在宅・通所介護の充実
  介護が必要な方が、自宅で人としての尊厳が守られる生活を送るために、在宅・通所介護のより一層の充実が必要です。
3、介護保険料・利用料の減免
  年金が減額となる一方で、3年ごとの見直しの度に上がり続ける介保保険料負担は、被保険者にとって限界になっています。利用の度にかかる負担で、必要なサービスを抑制する事態もあります。「保険料あって、介護なし」とならないようにしなければなりません。
4、介護家族の負担軽減
  介護離職や家族の負担が重い状態があります。家計の負担軽減、精神的や体力的な面での負担軽減を、当事者家族に寄り添いながら進めてください。
5、国民健康保険税の引き下げ
  高すぎる国民健康保険税は、所得の1割を超えて2割近くまでなっています。低所得者への負担軽減が取り組まれていますが、一時的な対策ではなく、保険税の引き下げが必要です。家族(子ども)が増えるごとにかかってくる均等割の解消や、国に国民皆保険制度維持のための財源確保を求めてください。

<防災・暮らし>
1、救急医療体制の充実
  救急車が到着しても受け入れ病院が決まらず時間がかかるや、伊賀市の病院では家族の見舞いや通院が不便で、特に高齢者が困っています。名張市民の救急搬送は、名張市立病院で受け入れられるよう、救急医療体制の充実を願います。
2、コミユニティバス・地域交通の充実
  名張市のまちの形状から、日々の食材の購入や病院、役所へのアクセスが困難で、車がなければ生活ができません。今は車を運転するけれど、免許を返納したらたちまち困るとの声があります。歳を重ねても名張に住み続けられるように、子どもからお年寄りまで、利用できる地域公共交通の充実を求めます。
3、上下水道料金の引き下げ
  子育て世代や高齢者から、毎日使う上下水道料金が、他市と比べて高いとの声が寄せられています。収入が増えず、年金が減る中で、公共料金が家計に負担をかけることがないように、料金の見直しを検討してください。
4、道路の整備
  生活道路の痛みが市内各所で見られます。道路の陥没やセンターライン、横断歩道、停止ラインが消えていて危険です。公安へ強く要望すると同時に名張市道については、早期の補修を求めます。

5、地震・災害対策の充実
  南海トラフ地震が起こる可能性がある中で、土砂災害危険地域への対策や、家屋の耐震補強への補助などが必要ではないでしょうか。また、河川整備を定期的に行い、溢水を防いでください。       

<若者・労働者への支援>
1、ブラックバイト・ブラック企業の根絶
  残業代不払いや、有給がとれない。パワーハラスメントやセクシャルハラスメント、
  退職の強要など、労働相談が後を絶ちません。弱い立場にある労働者を守るため、労働者の権利学習を事業者、労働者と共に進めてください。
2、働く場所の確保
  若者の定着のためには、働く場所の確保が不可欠です。多額の税金をつぎ込む企業誘致ではなく、地場産業の推進で地元での雇用創出を目指してください。
3、賃金の引き上げ
  8時間働けば、あたりまえの暮らしができるように、最低賃金の引き上げが必要です。中小企業には国がしっかりと支援することを求めてください。
4、長時間・過労死の根絶
  深夜残業、休日出勤の連続に、体と心を壊す現状があります。市職員をはじめ、市内労働者の健康と命を守るため、企業にも協力を求めながら、安心して働ける環境づくりに取り組んでください。
5、大学授業料の引き下げ
  「親の収入で大学が決まる」「進学のために借金をかかえる」日本の教育費の高さは、教育に力を入れる世界の流れに逆行しています。国の高等教育にかける予算を増やし、先進国並みにすること、返済不要の奨学金を増やし、進学の希望が叶う日本にするよう求めていきましょう。

子どもを狙った事件や、誰でも良かったなど、無差別に悲惨な事件が起きています。社会全体の荒れが引き起こしているのではないでしょうか。憲法守り、生かし、一人ひとりが安心して暮らせる名張市を実現するために、住民の切実な声を聞き受け止めて、住民の福祉増進に取り組んでください。
                          以上


               


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