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【18.06.03】力合わせ、未来をひらく
私はこの4年間で、娘の出産に立ち会い、そして、二人の母と父が亡くしました。子どもが生まれた時は、まわりの人はみんな笑顔で、希望にあふれます。そして将来にわたって、どうかこの子が幸せにと願うばかりです。歳を重ねて亡くなる時は、もっとできることがあったのではないか、これで本当に良かったか、父と母は幸せだったか、この世に生まれてから命が終わる時まで、人として生きると言うことを、改めて考えさせられました。
日々の暮らしには仕事・雇用在り方が重要になります。労働力を物品費として扱う非正規雇用が横行してから、雇用が不安定で収入が少ないため結婚を考えられない、家庭を持ったけれど将来やっていけるのかと不安があります。教員や市職員の半数が臨時や契約などの期限付きの雇用、医療従事者、保育士、介護職員も同じです。正規雇用の会社員でも有給がとれない、ボーナスがでない。工場では怪我や命に係わる現場環境があります。パワーハラスメントやマタニティハラスメント、退職の強要など20代から50代の現役世代の労働相談が後を絶ちません。この間、三重労連と連携を図りながら、労働者の命と権利を守るために団体交渉などに取り組んでいます。
安倍内閣の「働き方改革一括法」は、過労死ラインの残業を法的に認め、これまでの運動で勝ち取ってきた1日8時間の労働時間をないものにし、制限なく働かせるもので、絶対に通してはなりません。 日本共産党は、正社員雇用で収入を安定させ、やりがいを持って取り組める働き方をめざします。8時間働いて、8時間休み、あとの8時間は自分の好きなように自由な時間。家族や友人、恋人と過ごすのもいいですね。趣味を楽しむのもいいですね。そんなことが当たり前 になるように、その実現のために私は、働く仲間と共に頑張ります。
次に社会保障と教育についてです。子どもが生まれ、人は一人では生きられないことを実感します。そして、優しさと愛情がなければ子育てはできないことを学びました。助産師さんから、赤ちゃんに言葉かけをせず、ミルクだけを与えても死んでしまうと聞きました。人はみな、人の目と手と愛情でもって育つのですね。子ども達の多くは、ママもパパも働いているので、保育園に預けなければなりません。その保育園が待機児童でいっぱいだから、規制緩和をして、商業ビルの一角などで保育が行われるようになりました。みなさん、名張市の良い所は、自然が豊かで空気が澄み、水が美味しく、今の季節は田植えが終わって早苗がきれいです。園庭があって、いつでも土や植物や虫などの生き物にふれ、季節を肌で感じて心豊に名張の子ども達を育てようではありませんか。
小学校、中学校も同じです。都会のまねをして、小中一貫教育のために今ある学校を統廃合する。今の学校が大好きな子ども達、協力を惜しまない地域と保護者の意に反して、将来子どもの人数が減るからと今から統廃合するなど、到底認められません。教育委員会が発表した統廃合計画は、市民の運動で一旦見直しとなりましたが、また、棚から出してくる可能性があります。桔梗丘高校がH30年3月3日で閉校となりました。私は最後のPTA会長として、卒業生たちが未来にむけ、笑顔で進めるようにと先生方と協力して見送りました。閉校式には卒業生をはじめ1000人ほどの人が集まってくれました。学校は地域の教育・文化の拠点です。生徒達の心の拠り所です。閉めるものではないとつくづく思いました。学校は無くさない。地域の学校は守る。この立場で頑張ります。
中学校給食も実現へと進んでいます。自校方式での実施を求めていきましょう。3000食の給食センター建設費10億円規模を受注できる業者は名張市内にはありません。自校方式1校あたり2億円が5校なら、市内事業者で入札資格のある業者が数十社あります。自校方式なら地産地消も進めやすいです。調理に関しても、センターの調理業務を担える事業者は市内にはありません。給食に係るお金を市外事業者に流すのではなく、市内でしっかり雇用をつくっていきましょう。子どもにとって、安全で美味しい自校方式の給食で食育をしっかり行い、そして、名張市の経済の好循環を作り出す学校給食を実現したいのです。子どもの貧困が深刻な中で、学校が安心できる場所で、美味しい給食をお腹いっぱい食べさせたいのです。みなさんどうぞ力を寄せてください。みなさんの声が実現への力となります。よろしくお願いします。
安全で健やかに、そして心豊に、しっかりと教育を受けられる。安心できる環境を守っていきます。
そして、今一番要求があるのが、公共交通についてです。「車がないと暮らせない」「日々の食材の買い物、病院にいくにも車がないととても不便」と言う声です。「今は運転するけれど、この先が心配」このみなさんの切実な声にどう応えるかです。名張市は地域まちづくりの地域の課題を任せています。地域それぞれで、コミニティバスや福祉送迎バスに取り組まれていますが、運営が困難で後継者不足です。住民の自由に移動する権利を守るために、名張市が責任を持って取り組むことを求めます。3月議会で「市民の交通をよくする会」からの請願があがり、市議会全会一致で採択されました。まずは、今ある地域それぞれで運行しているバスを生かしながら、そして、名張市が市内全体を繋ぎ、住民が利用しやすいシステムを考えていくことを求めていきます。
一人ひとりの人権を守り、心豊に穏やかに暮らせる、文化かおるまち、名張をめざしていきます。そして、平和憲法を守りぬき、戦争のない日本を子どもたちに手渡していきます。
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