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【14.08.13】「2度と戦争はしない」守ろう平和憲法!
世界に誇る日本の平和憲法がおびやかされています
安倍内閣は、歴代の内閣が憲法違反としてきた集団的自衛権行使を、憲法の解釈を変え閣議決定しました。集団的自衛権とは、日本への武力攻撃がなくても、アメリカと一緒に日本が戦争に加わることです。
「安保法制懇談会」が集団的自衛権を認める報告書を出しましたが、これは安倍首相の諮問機関です。この報告書では「国連の集団安全保障措置」について「多国籍軍」に「制約」なく参加することを求めています。集団的自衛権も使う、多国籍軍にも参加する。これでは、憲法9条がなくなってしまうのと同じです。
また、安倍首相がパネルで説明した在外日本人の救出は、日本政府が責任を持ってすることあり、アメリカ軍の艦船に一般日本人が乗り込むことなど現実的なことではないことが指摘されています。そして、他国がアメリカ軍の軍艦を攻撃するということは、即戦争と言う事態です。全世界人類は平和を求めており、中国、ロシア共にアメリカとは経済による共存を求めているのではないでしょうか?
非現実的な事例を持ち出して集団的自衛権の行使を認めることは、国民を欺く行為で許されません。おこりうるとすれば、アフガンやイラクのような戦争で自衛隊が米軍と一緒に武力行使をするということではないでししょうか。これまで、国際平和維持活動(PKO)として戦地に自衛隊が行っても「日本は憲法9条があり決して人を殺さない」このことにより世界の人々に信頼を得て、誰ひとり殺されることがありませんでした。元自衛隊員が語っています。「集団的自衛権とは、自衛隊が米軍やその同盟国と一緒に海外で戦争すること。殺したり殺されたりする。殺される前に先制攻撃もする。」ことだと。日本がアメリカと軍事同盟を組み、武力行使をすることでテロの対象ともなりうるのです。
「2度と戦争はしない」「子ども達を戦場に決して送らない」「自衛隊の皆さんに他の国のために血は流させない」戦後69年間日本国民で築いてきた平和憲法を守り生かし、国際社会に光らせることが私たちの役割ではないでしょうか?
自民党の元幹事長、加藤紘一さんは「第2次世界大戦で失墜したに日本への世界の信頼は、憲法9条によって回復したところが大きい」と言っています。私たちも同じ思いです。かつて日本が起こした戦争によって、310万人の日本人、2千万人のアジアの人々が犠牲になりました。この苦しくつらい経験と反省の上に、戦争をしない、軍隊は持たないと日本国憲法が制定されました。戦後69年間、日本は戦争をしていません。外国からきた青年が「日本には戦後という言葉がある。私の国は戦後という言葉がない」と言っていました。戦争を放棄した日本であるがゆえに、世界の信頼を得ていることを私たちは忘れてはなりません。
解釈改憲に反対する意見書を国に提出した自治体は全国で約190自治体と広がっています。安倍首相は、国民の世論の広がりをみて「集団的自衛権といっても必要最低限のものに限定する」と言っています。しかし、その範囲を決めるのが時の政権では何の歯止めにもなりません。実際に石破幹事長は「自衛隊が地球の裏側まで行くことにもありうる」と言っています。
世論調査では、憲法9条を変える必要がないという人のほうが多く、毎日新聞の世論調査では、憲法解釈で集団的自衛権の行使をすることに過半数が反対の結果が出ています。日本共産党は、安倍内閣の戦争する国への暴走にストップをかけるため、みなさんと力を合わせます。民主主義と国民主権、立憲主義を守りたいと考える全ての方々と党派を超えて力をあわせます。
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