<< 活動日誌の目次に戻る印刷用画面 >>

【13.08.25】男女共同参画推進ネットワーク会議と市議会議員との懇談

今年のテーマは「子育て支援」

8月6日いきいき多目的ホールで、ネットワーク会議からは各団体の代表者29名、議員は議長・副議長と教育民生委員7人の9名の出席で懇談行われました。

*中学校給食の実施について
*放課後児童クラブの充実について
*地域におけるマイ保育ステーション、またはそれに代わるものの仕組みについて

中学校給食については、「親が病気がちで弁当を作ってもらえない。自分で作るが、他の生徒との差を感じる。親子関係や学習環境にも影響がある。」「注文弁当代400円を親からもらっても、菓子パンひとつだけ買って、おこずかいにしていることがある。」「夕食も親が帰って来なくて、レトルトパックの食事で、家庭団欒の食事がない。」「中学校給食では、全国で実施が進む中、三重県下でも、名張市以外の全ての市で実施されているが、名張市は民間の弁当あっせんで、何ら取り組まれていない。大阪市は全市的にデリバリー方式で実施した。名張市でも検討を求める。」その他にも「国内の餓死者が1年間で2552人、子育て世代や子どもの貧困も深刻で、弁当や昼食代が用意できないこともおこる。教育の一環としての実施を求める。」「子どもたちが、弁当や昼食代を持って来れる、来れないの格差を無くして、中学校給食実施にむけた検証をすすめるよう、議員からも言ってほしい。」等の意見が出され、中学校給食の実施は、ひとつの部で考えず名張市の未来づくりととらえ、農業生産、経済流通そしてなにより子どもの健全な成長、食育として、横断的に考える取組を進めることが求められました。

放課後児童クラブについては、預かる時間帯や利用料金の違いがあることや、利用したくてもできない実態がだされました。放課後児童クラブは地域の運営協議会が主体となっていますが、子どもを取り巻く環境は深刻であり、地域にも限界があります。行政は利用に応じ補助金を出していますが、それだけに留まらず、子どもたちの家庭事情を把握して児童福祉と連携し放課後の子どもの生活を考えることが必要だと思いました。

地域におけるマイ保育ステーション、またはそれに代わるものの仕組みづくりについては、赤目保育所、昭和保育所で実施されている、マイ保育ステーションを全市的に広めて欲しいや、待機児童の解消、病児病後児保育の創設、産後保育(半年)を1年に延長の要望が出されました。どれも、子育て中のお父さん、お母さんの声であり、子育ては親の責任ではなく社会全体で支え合い、行政も自己責任や受益者負担を進めるのではなく、保護者とともに手を携えていくことが大切だということを、改めて感じました。


<< 活動日誌の目次に戻る印刷用画面 >>

 ご意見、ご感想をお寄せください。

▲このページの先頭に戻る