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【13.02.26】伊賀環境衛生組合議会の報告

家庭ごみ袋の価格引き下げ

 組合では、25年度から家庭ごみ袋の価格引き下げをするとして検討がされ提案がありました。「高いごみ袋の価格設定でごみの減量」という考え方はそのままで、ごみ減量のインセンティブの働く価格として、20%引き下げというものでした。(大袋68円が54円)
 ごみの減量はごみ袋の価格ですすめるものでしょうか?ごみというものは生活していれば少なからず出るものです。袋の値段が高い安いにかかわらず出ます。必要なことは、まず、生産の段階からごみとなる過剰包装はしない。消費者は求めない、そして、資源循環を心がけ無駄にしない。このことの徹底と意識づけではないでしょうか?袋の値段でインセンティブを働かせるなんて、市民を信用してないし「袋が安くなったらごみが増える」というのは、本当の資源循環型社会を築けてないということになります。
 袋の売り上げは1億を超えています。市民の皆さんが1億円負担しているんです。1世帯あたり月に200円台として負担が軽いような見解ですが果たしてうでしょうか?廃棄物は自治体での処理、納めてもらった税金で処理することが廃棄物処理法で定められています。ところが、大量生産大量廃棄でごみが増えその処理費がかさむことから、受益者負担、手数料ということで有料化が認められ、財政事情が厳しい自治体が次々と有料化をすすめてきました。しかし今はそんな時代ではありませんし、実際にクリーンセンターに搬入されるごみ量は、20%の減量が定着しています。
 また、ごみをたくさん出す人が多くの負担とばかりはいえず、分別ができない人にお金の負担がかかっています。例えば高齢者や視力が弱い人、分別がどうしてもできない場合、黄色の有料袋にいれるしかありません。
 袋の価格は青山と同じに、そして指定袋にするのであれば、袋の原価にすることを求めました。


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