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【12.05.22】つつじの最終処分場
スラグと残渣の状況
クリーンセンターに運ばれたごみは、流動床式で蒸し焼き状態にし、溶融炉に送られ1250度〜1350度程度の高温で燃焼・溶融されます。この過程で、溶融されたごみの一部は水砕装置に落下し、急冷されてスラグとなります。また、ガス化溶融炉に残った不燃物は炉下部から抜き出し、磁選機で鉄、アルミ選別機でアルミを回収した後、再度炉に返送するとごみ焼却施設説明にありますが、溶融しきれず残渣としてつつじの最終処分場に埋め立てられています。その最終処分場を市民の皆さんと一緒に見学に行きました。
スラグがたまっていました
スラグは有価物で、コンクリートに混ぜ建材として活用できると説明をうけました。現在はトンあたり250円(運搬を含むとトンあたり550円)で取引され、クリーンセンターから直接運ばれているとのことです。
ここに積まれているのは、はけなかったもの2年間分で、すでに9万uうまっており、あと1万uしか余裕がないとのことです。
有価となる金属がとりきれてない
管理型の場所に残渣が埋め立てられていました。残渣の内容物は、陶器・ガラスそして金属もありました。有価物である金属が選別機で選別され利用されるのですが、それがとりきれていないのは改善が必要だと思います。
残渣の埋め立て場所もいっぱいになり、最終的には民間処理にだすことになるとのことです。
伊賀市奥鹿野にあるクリーンセンターからでる、スラグや残渣はつつじが丘の処分場に埋め立てられています。今後、被災地のがれき受け入れについては、このことも踏まえ慎重に考えなければなりません。そして、住民へ正しい情報を公開するを求めます。
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