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【11.10.20】9月議会報告 一般質問
子どもの医療費無料化の年齢拡大を
<質問>子どもの貧困とあわせて、保険証がなく病院にいけないという子どもの無保険が社会問題となり、その解消策がはかられ、18歳未満の子どもには無条件で保険証が交付されました。保険証は確実に届いているでしょうか?
子どもが具合が悪い時には病院に行き、治療をうけられているでしょうか?
憲法第25条「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」そして、日本が批准している子どもの権利条約第3条「子どもの最善の利益が第1次的に考慮される」に基づき、子どもが安心して医療が受けられるように、子どもの医療費の無料化年齢拡大が早急に求められます。
名張市は現在小学校就学前までの実施ですが、他市・町ではすでに中学校卒業まで無料化がすすんでいますが、三重県下の様子はどうでしょうか?そして、先般、鈴木知事が来年度から三重県として医療費無料化の年齢拡大を実施することを表明しました。これをうけ、名張市でも来年度からの実施にむけて、準備を整えてください。
あわせて、窓口無料化については、東海4県の中で三重県だけが実施されていません。医療費無料化でも、手元に現金がなく病院に行けないのでは、子どもの医療と健康を守るという、医療費助成の役割が果たせません。年齢拡大と同時に窓口無料化の実施を求めます。
<市民部の回答>「短期保険者書」「資格証明書」が交付されている世帯から、18歳未満の子どもを摘出し、6ヶ月の短期保険書を簡易書留で送付しています。
子どもの医療費無料化年齢拡大については、県が実施主体である市町と連携しながら検討をすすめるとしています。名張市はシステム改修や財源確保、条例改正等に時間が必要となりますが、この制度が子育て支援の一環として重要な役割を担っておりますことから、実施にむけて県と市町で競技を重ねています。
窓口負担の無料化については、利用者にとって利便性が向上しますが、実施に伴う医療費の増加や国庫負担の減額が考えられます。安心して子育てができる環境を整備するという観点から、まず対象年齢の拡大を優先していきます。
小学校の統廃合は行財政改革なのか
<質問>「名張市立小中学校の規模・配置適正化」として、小学校の統廃合がすすめられようとしています。この間、校区再編検討委員会からの提言をうけ、基本方針を策定して、地域・保護者への説明がされ、パブリックコメントを実施していますが、地域住民や保護者の理解と合意を得るに至っていません。地域と保護者への説明会では、教育委員会は意見を聞くと言いつつも「基本方針は変えません」の一点張りで、「何のための住民説明会なのか」との声もあがっています。
また、名張市が設置し試行期間を経て、本格実施にうつした小規模特認校についても、複式だからと言う理由で、特認校の皆さんとひざを付き合わせた話し合いもなく、統廃合の対象校としています。なぜ強引に統廃合を進めるのでしょうか?
児童・生徒の教育環境で、小学校では1学年2クラスで12学級以上が適正規模として、12学級に満たない学校を統廃合するということですが、この間、特認校や小規模といわれる学校それからクラスの多い学校とそれぞれ訪問し、地域・保護者の皆さんと何度も懇談しました。その結果、生徒の数が多い少ないで、子どもにとっていい悪いとは言えず、小規模・大規模ともにそれぞれメリット・デメリットがあるもので、現時点では教育学的にも実証されていない、根拠のない適正規模数ではないでしょうか?
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