<< 活動日誌の目次に戻る|印刷用画面 >>
【11.07.30】被災地への職員派遣
被災地への人的支援
3月11日の東日本大震災直後から、名張市は緊急消防隊を派遣し、被災地への支援を行っています。4月には岩手県陸前高田市へ保健師の派遣、5月には医療救護班が派遣されました。現在も宮城県塩竃市で、復興支援に取り組んでいます。
塩竃市に行ってきました
現地で頑張る名張市職員の皆さんに同行させてもらいました。震災直後は、塩竃市の離島への派遣や、避難所への支援がありましたが、仮設住宅の整備が進み避難所も閉所され、現在は罹災証明発行のための家屋調査が行われています。(短期派遣、のべ70人・1グループ10人のチームで2週間交代7月31日まで、8月から6人体制で1週間)
道路等被災状況調査・復旧設計書作成や水道復旧支援のための派遣も行われています。(長期派遣、のべ10人・月2名を5ヶ月)
名張市のチームのむこうには三重県職員の皆さん。他にも富山県の射水市、山形県の村山市からも来ていました。
調査だけでなく被災者との対話も
仕事の内容は被災者の申請をうけて、申請者宅を訪問し家屋の損壊状況の調査です。家屋の周りを測定し、傾きや外壁・内装の崩れ、基礎部分の損壊を調査します。
調査終了後に、被災者(申請者)の方に調査状況と結果を報告します。損壊の状況に応じて点数がつけられ、一部損壊・半壊・全壊と判定され、補助の対象となりますが、なかなか点数が達せず、補助の対象にはならないこともあるようです。
被災者にとっては、今の生活や将来の見通しがない中で、不安を抱えての毎日です。その気持ちを受けて、名張市職員は調査終了後の説明も丁寧に、相手の話しを聞きながら対応しています。
足場の悪い場所での作業もあり、気の抜けない作業が続ます。
「被災者の生活再建のため、自分達が疲れていたら支援はできません。ひとりの脱落者もなく全員無事に任務をまっとうします」と団長の掛け声のもと頑張る職員の皆さんです。また、ご家族の協力にも感謝いたします。
<< 活動日誌の目次に戻る|印刷用画面 >>