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【11.06.08】鳴門クリーンセンターを視察

伊賀南部クリーンセンターの本格受け入れにあたって

鳴門クリーンセンターは、伊賀南部衛生組合と同じ三機工業施工のガス化溶融炉で、H23年から本格受け入れがされています。
管理・運営については、平日は直営で行い、夜間・土日祝日は委託をしていました。
市の職員で三機工業と廃棄物処理の研修(焼却施設の技術管理者研修含む)をうけており、機械に対する知識と情報を持つ専属職員がいました。また、技術室どうしの情報交換もされており、点検・故障時の検証と修理費交渉ができるとのことでした。


伊賀南部環境衛生組合でも、2炉ともに90日連続稼動を終えて、本格受け入れの協議となりますが、設計・建設・運営とこれまでを一貫してわかる専属の職員が必要だと感じました。鳴門のように専属職員がいることで、施設の状態把握がされ、点検・クリーン・部品交換や修理が適時に行われ、機械を正常に保ち、コストをおさえることができます。

鳴門でもごみの質が故障や部品の疲労にかかわっており、適正なごみの搬入にも注意が必要で、名張市では生ごみ分別回収が計画されていますが、設計当初のごみ質が変わる場合、カロリーも変わり、その炉にあわせた手立てが必要ということがわかりました。例えば、生ごみが搬入されなくなると水分がなくなり、カロリーがあがるので、水を加えたり、プラスチックを減らしたりの調整が必要とのことです。設計当初のプランと分別を増やした際のごみ質をしっかりと検証をし、市民にとって安心で安全な処理施設で、コストもできるかぎりおさえることを考え求めていきます。

リサイクルプラザで環境学習

ごみ処理施設と並んで、リサイクル施設があり、不燃ごみ・粗大ごみ・容プラ・ペットボトルが資源として処理されています。

市民の廃物利用の作品もたくさん展示されていました。牛乳パックからハガキをつくったり、廃油でろうそくも作って、市民の環境学習も取り組まれ、小学生の学習にも使われていました。名張市も小学生の見学は実施されていますが、体験型の環境学習をぜひとも初めて欲しいと思います。


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