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【10.12.01】後期高齢者医療制度は廃止を

 国民から「なぜ、高齢者だけ健保や国保からおいだすのか」「75歳になったといって、医療が別扱いになるのはおかしい」「現在の姥捨て山」とまで言われました。保険料は年金から天引きされ、年金のめべりと介護保険制度の使いづらさ、高齢者の増税とあいまって不安と怒りの声が沸きおこりました。
 2008年6月当事の民主・社民・国民新党・共産党の野党4党で廃止法案を提出し、参議院で可決されました。昨年の総選挙で、制度を導入した自公政権が国民の審判で退場し、新政権になった時、「これで廃止ができる」と誰もが期待したことでしょう。ところが、民主・社民・国民新党の連立からなる新政権は、廃止を4年後に先送りました。
 2008年4月から制度が導入され、2年が経過し、後期高齢者の対象者と医療給付が増えたのに応じて保険料の見直しがあり、保険料が引き上げられました。昨年の6月の時点でも、保険料の滞納は89件、内6ヶ月以上の滞納が53件。8月から1月までの短期証が9件発行されています。
 後期高齢者医療制度は、一旦国民健康保険に一元化されますが、75歳という年齢枠はそのまま残ります。年齢でわける医療制度は止めて、何歳になっても同じように医療が受けられなければならないと思います。 

後期高齢者医療制度は廃止し、もとの老人医療制度に戻すことを求めていきます。


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