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【10.03.22】3月議会最終日の採決で討論しました
こどもの医療費窓口無料化を求める請願について賛成の立場で討論しました
子育てをしていて1番心配なのは、子どもの病気です。少しくらいやんちゃでも、毎日元気に過ごして欲しいと願うものです。
親の経済状況で、子どもが育つ環境に格差が生まれています。具合が悪くても、手元に現金がないため、買い置きしてあった薬をのませたり、すぐに受診せず様子をみて、症状が悪化することもあります。小児救急が完備されていない中、早期受診での治療は不可欠です。
先日、三重県医師会長さんと懇談させていただきました。小児科の医師ですので、その実態をお話ししてくださいました。「月末や、夏休みなど長期のお休みになると、患者が減る」「子どもの窓口無料化は切実で、日本医師会でも、子どもの医療費窓口無料化の必要性は以前から表明しており、母子ともに子どもが成長するまで医療を保障する、小児保健法の制定を求めている」とのことでした。
そして、母親大会実行委員会が、三重県と交渉した際、県は「市・町から要望がでたらする」と答えており、すでに、紀北町と松坂市は窓口無料化の請願を可決しています。
これまで、窓口無料化をしない理由として、受診者が増え医療費が増えるや、国がぺナルティーをかけてくるなどと言われていましたが、病気でもないのに受診するはずもなく、例え受診が増えたとすれば、それは今まで、受診抑制があったということになりませんか?
また、国のペナルティーについても、以前から窓口無料を実施している岩手県・西和賀町に視察に行き確かめたら、「高額医療で調整でき、国保の国負担分の減額にはならない」とのことでした。
子どもは将来を担う、社会の宝であり、日本は子ども権利条約を批准し、名張市は子ども条例を制定しています。どこに住んでもどの子も健康に育つ権利があります。お隣の愛知県や岐阜県ではすでに、窓口無料化がされています。ぜひとも三重県においても、子どもの医療費窓口無料化されるように、県に対して意見書をあげることが必要です。
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