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【09.12.29】12月議会報告

総務委員会にあげられた請願について賛成しました

小規模修繕等契約希望者登録制度がよりよく活用されるための請願について、総務委員会では不採択でありましたが、請願に賛成の立場で討論します。
 小規模修繕等契約希望者登録制度は、入札資格のない地元事業者が、小規模の公共工事を受注できる制度で、大変な状況にある中小業者の仕事確保に有効であり、全国の412自治体で実施され地域経済の活性にも効果があがっています。名張市では6月に施行、10月から実施され、12月現在で35社のべ65件の登録があり、すでに4件の工事で43万3千円の実績があります。
 中小業者は、地域経済と住民の暮らしを支えるとともに、日本の経済発展の下支えとして、重要な役割をはたしてきました。その中小業者が、今、大変な窮地に追い込まれています。「仕事がない」「こまっとるんや」の訴えが、行政や議員のみなさんにも寄せられているでしょう。業者が自力ではなんともできない状況です。このままでは、中小業者がつぶれてしまい、建設に携わる労働者を守れない事態になりかねません。
 この請願は、小規模修繕等契約希望者登録制度が、より使いやすく、より経済効果をあげるためにだされたもので、登録条件となっている税の完納を、分納でも確実に納めていれば登録できることを周知し、中小業者に仕事受注の機会をひろげて欲しいというものです。仕事がないから税が納められない。税を納めていないから仕事受注の機会がないでは、いつまでも納税が果たせないのです。そして、制限価格の増額は随意契約の範囲内とし、他市の実例も参考にしたものです。また、分離発注は、一括で発注するより、見積もり合わせにより、市にとっては工事費がやすくあがることもあります。
市内業者は何とかこの窮地を持ちこたえるためにと頑張っています。小規模修繕等契約希望者登録制度がその一助になるために、市としてできる限りのことをしなければならないのではないでしょうか。議員のみなさまの賛同をお願い申しあげ委員会の採決に反対し、請願に賛成の討論といたします。
 

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