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【09.05.16】皇學館大学の跡地を無償譲渡?

土地も学舎も市民の財産です

 15日の総務委員会で、皇學館大学の跡地利用について示されました。大学が2010年で撤退するため、2011年からの利用をめざし、私立大学などの教育機関への誘致を始めるというものです。それは、納得できるのですが、誘致の際の条件が土地・建物を無償譲渡するというのです。なぜ最初から無償譲渡なのでしょうか?しかも募集期間が、6月末までということです。
 皇學館大学は公私協力方式という国がすすめた方針で、土地取得費など約35億を名張市が補助して設立されました。名張市の多額の税金がつぎ込まれたのです。土地も建物も市民の財産であるのに、市民にどのように跡地を利用するべきかの意見も聞かず、教育機関誘致のために、無償譲渡するというのは理解できません。
 少子化がすすんで、全国的に大学の運営が厳しい状態です。あわせて、国は生徒数が定員の半数に達しなければ、補助金も出さないのです。このような現状を踏まえれば、跡地利用については性急にすすめることなく、市民の意見を十分聞き、どう利用するか考えなければと思います。

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