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【08.10.29】無保険のこどもについて

せめて子どもに保険証を

 子育て中の親の切実な願いである、乳幼児医療費の無料化が、やっと就学前まで拡大されました。しかし、窓口負担は解消されておらず、後からかかった医療費が返ってくるものの、窓口で払うたちまちのお金が用意できなくて、病院に行けないという事態があります。
 また、高い国保税が払えず、滞納すると資格証明書の発行となります。市内での資格証明書発行所帯で、子どもの数は、35世帯54人で、内乳幼児12人・小学生21人中学生21人です。窓口では全額負担となり、事実上の無保険状態で、1回の受診に1万円ほどかかります。これでは、乳幼児医療費が無料になっても、子どもが安心して医療を受けることができません。
 子どもは、体力がなく容態が急変する恐れがあります。小児救急も万全でない中、早期発見早期治療がとても重要になります。乳幼児に関しては、さらに重大問題です。こんな、あかちゃんの保険証まで取り上げる社会でいいのでしょか?
 すべての子どもは、健康に暮らし、医療を受ける権利があります。そして、名張市は子ども条例が制定されています。市は「きめ細かな納税相談をし、分割ででも納めてもらう。高齢者の資格証明発行も行われるようになった。子どもだけ特別扱いできない」と答弁でしたが、日本共産党は当初より、高齢者の保険証の取り上げに反対しています。また、高齢者と子どもは立場が違い、子どもは自分の意思での納税ができない。だからこそ、子どもの人権を守るため、子ども条例があるのではないでしょうか?
 子どもが、安心して暮らせるように、保険証の発行を強く求めます。


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